靴下が履けないほど辛い腰痛
「靴下履けないほど前屈がつらい」――これは腰だけでなく、股関節やお尻の筋肉(中殿筋・梨状筋・腸腰筋・ハムストリング)に生じたトリガーポイントが原因で起こることが少なくありません。とくに立ち仕事で同じ姿勢が続く方は、骨盤周囲の安定筋が疲労し、腰部が代償して痛みを出しやすい状態になります。痛みは「結果」であり、硬さや使い方の偏りこそが「原因」です。
なぜ靴下が履けなくなるのか
前屈は「股関節の曲げ+骨盤の前傾」でスムーズになりますが、腸腰筋やハムストリングにトリガーポイントがあると骨盤が前に倒れず、代わりに腰椎が無理に曲がって痛みが出ます。お尻(中殿筋・梨状筋)の硬さは坐骨神経周囲の血流を落とし、重だるさや痺れ様の違和感を誘発します。
改善のコア戦略
- 股関節主導
前屈・持ち上げ動作は「お腹軽く引き締め+お尻を引く」。腰で曲げず、股関節で折れる練習を。 - トリガーポイントの除去
殿部・腸腰筋・ハムに対する手技・鍼で深層までアプローチすると、可動域と痛みの改善が早まります。 - 立ち仕事の微調整
30–45分ごとに30秒のリセット(足首回し、軽い屈伸)。体重は左右交互へ。 - 骨盤の矯正
仙骨・腸骨を矯正することで骨盤を正しい向きにしてあげると、さらに前屈動作がスムーズになります。 - セルフケア(1日3分)
・ハムストリングとふくらはぎのストレッチ
・お尻のフォームリリース(テニスボール可)
予防のポイント
- 朝いちの勢い前屈は避け、まず骨盤回しで関節に「油」を回す
- 物を持つ時は体幹固定+股関節主導、ひねり+前屈+荷重の三重奏を回避
- 就寝前に殿部と腸腰筋を緩め、睡眠で回復を促す
受診の目安
痛みが2週間以上続く/脚に痺れ・力が入りにくい/夜間痛が強い――この場合は専門家に相談を。評価→原因筋の同定→施術→動作指導の流れで再発を予防することが大切です。
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